紅茶時間をたいせつに、ゆとりあるシンプルな暮らしをめざしています。
子供の頃から、部屋やモノはシンプルに整えていました。母はモノの管理ができませんでした
ミニマリストも流行り、時代が私に追いついてきたのねなんて笑っていましたが(ミニマリストにはなれません)、やっぱり私は私らしく、丁寧なシンプルな暮らしが好きなんだと実感しました。
そういう本を読むと心もほんわか優しい気持ちになれます。
今日は、最近のお気に入りの坂井より子さんの本から感じることを書き連ねてみたいと思います。
↓ イギリス式シンプルライフの井形慶子さんの本の記事です
本『受け継ぐ暮らし』坂井より子さんの四季を楽しむ家しごとを考える
穏やかな笑顔と暮らしぶりが表紙から溢れてくる坂井より子さん。
神奈川県葉山で料理教室を主宰していて、近年は若いおかあさんたちにお話会を開いて、子育てから暮らしぶりについて語っている方です。
この本はお料理からファッション、子育て、日々の時間の管理や気持ちの折り合いまで、主婦業が濃縮された内容となっています。
私なりに心に残ったことをピックアップしていきます。
●五感と暮らし
「家の中に”おいしいにおい”を漂わせておけば、子どもは自然といい子に育ちますよ」
より子さんはいつも若いおかあさんたちにそうアドバイスするそうです。
うちの大学生の子供たちも、今夜のメニューを知って喜んだりブーイングしたりと会話が弾みます。
実は夫さえも楽しみに帰ってくるようです。*ごく普通の食事です
パンやお菓子に紅茶の香りなど、余計なものとして一掃してしまったら感じることもなかった充足感。食べ物だけではなくて布団干しの太陽のにおいなども、温かさを感じます。
味やにおいなどの五感。
それに家族の思いもプラスされて温かさを感じるのではないでしょうか。
●まずは食べること
食事の1000回(1年)ということは、支度も1000回ですから、段取りよく進めなければとても続きません。イヤイヤ作ると、イヤイヤの味になってしまいます。(中略)せっかく作るのであれば、おいしい方がいい。
食べることは生きること。
食べたものが体を作ります。
どうせなら、楽しく、おいしく、楽にくれたら1番いい。
家族も自分も笑顔になれる食卓を囲めますね。
●最初にがんばる
一日のうちで、いちばん好きなのは朝の時間です。
5時に起きて、だいたい9時ぐらいまでが勝負。
家事を朝に済ませると、すっきりとその日がスムーズに進みます。どの時間も穏やかに流れるようです。
- 夜の献立は朝のうちに決めて1品仕込んでおく
- 汚れる場所だけサッと掃除する
- 面倒な書類作業なども終わらせる
先に済ませておく。時間は追われるより追っていく。
忙しい自分仕事が終わらない時は、家事を後回しにして取り掛かることもあるのですが、結局1日がうまく回らず自己嫌悪に陥ることが多々あります。
●愉しく取り組み家しごと
著者の坂井より子さんの結婚してから今日までの流れと考え方がわかるページです。
その時その時を全力投球して与えられたことをこなしてきたのが伝わってきます。
受け身ではなくて、こうしてみたら、こうしてみよう、という気持ちが今の暮らしを作ってくるのだと感じます。
ちょうどここまでが8ページで導入編なのでしょう。この数ページがとても読みごたえがあり、心に響きます。
●季節の食卓
実際には「春の食卓」「夏の食卓」「秋の食卓」「冬の食卓」と分かれています。
素敵なお料理の数々のレシピを見ると、私にも作れそうと思えるものがなんと多い事でしょう。*りんごきんとん、おいしかったです
毎日の食卓や客人が来た時にも応用できる料理や盛り付け。気負いないのがとてもいいです。
そして、食器も藍色のものが多く、食器をシンプルにしようとしていた気持ちを私はこれで捨てました。
もちろん、数を絞るのもいいけれど、好みの食器をよく使うもので構成して(不要なものはいらない)食器からも食卓に彩を添える。素敵なことだと思います。
●たどりついたおしゃれ
以前、アンティークに囲まれるマリアージュフレール銀座本店で、家族(お孫さん含む)に寄り添われて(階段上り下りを皆でサポートしていました)来店した80代と思われる女性に目を奪われました。清楚で品のあるワンピース、背すじもシャキッとしていて上品さのベールに包まれていました。そういう風に年をとりたいと思いました。
まだお若いとは思いますが、より子さんを写真で見た時に、こういう未来の自分になりたいと感じました。ワンピースやスカートを爽やかに上品に着こなしていらっしゃる。
若い頃のスカートコーデと同じものもあり勝手に親近感を湧きました。
●主婦の時間割
お勤めを辞めて専業主婦になった時、主婦の仕事は自分次第でやりくりがしやすい、と思いました。
私も夫の転勤などで引っ越しをするときには特にそう思います。それは自分で時間を管理できることが前提です。
より子さんは朝の時間に**をすると決めて、それが終わったらすっきり自己満足すると言います。そして『仕事にかかる時間を知っておく』のも大切だそう。
先取りが精神衛生上良さそうです!
●暮らしの工夫
- 「洗濯」は夜干して朝には取り込む
- 毎朝の「掃除」は流れ作業でサッとすませる
- 「片づけ」は、ものの置き場所を決めるところから
本には詳しく書かれています。洗濯は斬新です。
こうであるべきと決めつけない柔軟さも大事なのですね。
●おわりに
この本を読んで、心に響いたことを簡単にまとめました。
実際は他の真似したいところが多々あり、雑誌を見るように眺めているだけでも本当に読み応えある一冊です。
専業主婦は今は少ない時代ですが、より子さんも料理教室や委託販売などアクティブに行動してきました。
参考になることがたくさんあると思います。
シンプル、ミニマムな暮らしをしたら、次は本当に必要なことをプラスして、心の豊かさを感じるのもいいのではないでしょうか。
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