紅茶時間をたいせつに、ゆとりあるシンプルな暮らしをめざしているユキコです。

 

以前、なごみさんが記事にしていた本『アイデアのつくり方』をようやく読みました。
昔読んだ『思考の整理学』と同じような内容ではないか、もしかしたらすでに私が実践していることなのではと思い、手に取りました。

↓ なごみさんの「アイデアのつくり方」の記事です!ようやく読みましたよ~^^

アイデアのつくり方「60分で読めるけれど一生あなたを離さない本」という帯は本当だった。 - ゆるりまあるく

本『アイデアのつくり方』を読んで


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ジェームス・W・ヤング氏の著書『アイデアのつくり方』。
ページ数は少なく、本書の後に、解説・竹内均氏、訳者あとがき・今井茂雄氏と続きます。
少し読みづらい文ですが、訳書とは大概そういうもの。

そして、手元にある(図書館で借りた)本は改訂版で1988年初版、日本に訳書が出たのは昭和36年。そして、原書は1940年に出ています。長い時を隔ててもなお読まれる本というのは、シンプルに使えるということがわかります。

の本を書いたいきさつとは

当時、広告代理店の役員をしていたヤング氏の元に、有名雑誌社の広告部長がやってきたことからはじまります。

ヤング氏の広告はスペースを売っているのではない、アイデアを売っていると気づいた広告部長が、その方法論を教えて欲しいということから、ヤング氏は改めて自分のアイデアのつくり方を客観的に考え、方法論を導きだしました。

それらは大学のビジネススクールの生徒に講義し、この本の出版となりました。

イデアのつくり方をヤング氏が公表したわけ

ヤング氏は、この貴重な公式を惜しげもなく公表することに対してこんなことを書いています。

第一は、この公式は、説明すればごく簡単なので、これを聞いたところで実際に信用する人は僅かしかいないということ。第二は、説明は簡単至極だが実際にこれを実行するとなると最も困難な種類の知能労働が必要なので、この公式を手に入れたといっても、誰もがこれを使いこなすわけにはいかないということである。

だからこの公式は、大いに吸聴したからといって私がくらしをたてている市場にアイデアマンの供給過多が起こるというような実際上の危惧はまずない。

 ここを読んで、1人大笑いしてしまいました。。。

イデアのつくり方の5ステップとは

アイデアとは既存の要素の新しい組み合わせ以外の何ものでもない

 

それは、インパクトあるメッセージでそんなはずはないと考えても、反論することを手にあげることがはできませんでした。

ヤング氏のいうアイデアのつくり方5ステップとは(ここでは解説より引用)

  1. データ(資料)集め
  2. データの咀嚼
  3. データの組み合わせ
  4. ユーレカ(発見した!)の瞬間
  5. アイデアのチェック

だそうです。

昔読んだ、外山 滋比古 ・著『思考の整理学』と通じるところが多いです。考えを醗酵し寝かせる。ぽろっとアイデアが結実する瞬間を待つ時間はとても重要なのだと思います。朝ドラの花山伊佐次さんが知恵の輪をしているときと同様な時間です。

インチ×5インチのカードでアイデアをストックする

ヤング氏は日頃から、3インチ×5インチのカードにアイデアを書いてストックしていると書いています。アイデアとは、既存の新しい組み合わせですから、それらをテーブル上に出して組み合わせることもあったようです。

1インチは2.54センチなので、7.62cm×12.7cmと割と大きめですね。

のアイデアのつくり方

私が、パンやお菓子のレシピを作る時も同様です。
普段から、こういうのが食べたい、こういうものがあったら、そして、戦略的ではなく、ブロガーとして写真好きとして、食べたものを撮る。

そして、自分の中の期限までに考えに考えて、アイデアが結実されます。
大抵、朝起きる瞬間。眠りから覚める瞬間にアイデアが出てきて(4の発見する段階)、早朝に私は「パン(紅茶)の神様が降りてきた」とつぶやくのです(笑)
それから、5でレシピを組み立て試作に入ります。もしくは1へ改めて戻りさらに深く調べ直したりすることもあります。

私自身は、カードは使わず、普通のノートに消しゴムを使わずどんどん書いていく方式です。ある時は付箋にメモしたことを貼り、写真や絵もかいたりとごちゃごちゃです。

休みの宿題にも普段の勉強にも使える

よく考えてもみると、夏休みの宿題にも使えるのです。小学生の時、ある題材の作文がありました。(参加は自由)夏休みはじめに、そのデータを見て自分の周りに題材になる人はいないと感じそのまま寝かせ、夏休み最後の1週間でそろそろ仕上げましょうと1時間ほどで書いたものが北海道のある大賞に選ばれるということもありました。データから感じたこと。これから社会でつくるべきことを書いたのだと思います。

そんなふうに、発明をするとか、世界を動かすとか、広告だとか、大それたことではなくて、普段に生活に随所に生かせる方法論だと思います。

解説された竹内均氏も驚いたと書いてあるように、「アイデアのつくり方」は竹内均氏の考えと一致していたそうです。


とめ

アイデアのつくり方は、普段の生活から仕事へ政治へ世界へ、どの場面でもその人の分野で生かせる方法論だと思います。

一度読んで自分自身の行動と照らし合わせて、思考を整理するのもお勧めです。



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